suaokiポータブル電源の回収に関する情報を探している方へ。
本記事では、過去に発火事故が発生したps5bモデルを中心に、suaoki製ポータブル電源の回収・交換対応や安全対策について詳しく解説します。
また、現在も多く利用されているs270、g500、g1200などのモデルに関するリスクや注意点、さらに充電できないトラブルの対処法やリセット方法も網羅。
取扱説明書を見ても解決しない症状や、修理の可否、正しい廃棄の手順についても触れています。
加えて、充電方法の種類やソーラーパネルを使った運用方法、中古品の評判と選び方まで、安心・安全に使うための実践情報をまとめています。
■本記事のポイント
- suaoki PS5Bの発火事故とリコール対応の内容
- 他モデル(s270・g500・g1200)の安全性と回収対象の有無
- 修理や廃棄の正しい対応方法
- 充電方法やトラブル時の対処法(リセット・ソーラーパネル活用など)
SUAOKIポータブル電源の回収・交換の最新案内
家庭やアウトドアで便利に使えるSUAOKIのポータブル電源ですが、一部モデルで安全性に関する問題が指摘され、回収や交換対応が実施されています。
特に「PS5B」では発火事故が発生し、経済産業省からのリコール指示が出されたことも。
では、他のモデル――たとえばg500やs270、さらには高出力なg1200などはどうなのでしょうか?ここでは、PS5B以外のモデルの安全性と、使用中によく見られる「充電できない」トラブルについて詳しく解説します。
PS5B発火リスクと回収経緯
2017年頃、経済産業省はポータブル電源「suaoki PS5B」付属のACアダプターに発火・火災の危険性があると通知しました。
調査の結果、長期使用によるアダプターの劣化が原因と見られ、実際に爆発を伴う火災事故が2件以上報告されています。
このため、中国の製造元「メイヤンパワー新エネルギー有限公司」は無償交換リコールを実施。
国内では消費者庁のリコールサイトや販売店からの案内を通じ、旧型アダプターの回収と新型への交換が進められました。
念のため旧アダプターを使用し続けると、最悪のケースでは家庭内火災に至る可能性もあります。
リコール対象の品は型番により特定され、対策済みモデルには「MDA10129402000」等の製品番号が明記されています。
その後、改良型アダプターへの交換が完了したユーザーからは「火災リスクが解消された」との声もあり、現在は安全性面で一定の安心が得られています。
PS5Bリセット方法や対応状況
PS5B本体の起動不良や表示系のトラブルがある場合、ユーザーはまずメイン携帯スイッチやLCD画面の再起動を試みることが推奨されています。
エラーコード(例:「E03」など)が出た場合、これはバッテリー異常の警告であり、メーカーサポートやサービスセンターへの相談が必要です。
自己判断でのバッテリー分解は感電や火災など重大事故につながるため、絶対に避けてください 。
一部高機能モデル(例:S1000S)には底部にリセットボタンがあり、長押しにより本体を再起動して表示不具合や操作不能状態を解消する仕様となっていますが、PS5B自体の初期モデルにはこのようなボタンが装備されておらず、電源抜き差しや待機状態の解消のみが対処法です 。
リコールに関する問い合わせや交換手続きは、メーカー側がメールフォームやメール送信による受付を実施。
中国側から直接発送されることがほとんどで、対応まで1から2か月かかる場合もありますが、交換品が届けば旧アダプターを返送して回収手続きが完了します。
ユーザーはメール連絡後にも着荷状況を確認し、安全な状態になるまで旧品は使用しないことが重要です。
いずれの障害・不具合もリセットや自己対応を急ぐのではなく、公的なサポート・交換体制を優先的に活用し、安全第一で対処してください。
g500/s270など他モデルの回収と安全性
suaokiのg500やs270といったモデルにおいて、PS5Bのような公式リコールのケースは現在確認されていません。
しかし、こうした大型モデルはリチウムイオンバッテリーを内蔵するため、潜在的な安全リスクを完全には否定できません。
過去のメーカー対応からも分かるように、suaokiはPS5B発火事故直後、迅速に旧モデルの回収と交換に踏み切っていますので、安全性に配慮した製品の設計や品質管理体制は整えられていると言えます。
ただし、中古市場やフリマアプリでの購入には注意が必要です。
リコール対象外の型番でも、古い型番のアダプターや長期間使用された機器は、バッテリー劣化や内部損傷によって加熱・発火のリスクがあります。
中古で購入する場合は、販売者に製造年・型番・保証・リコール対応の有無を必ず確認すること、そしてコンディションやPSEマークの有無もチェックしてください。
から
また、F・Cサイトで指摘されているように、当該モデルには“安全機能が充実”しているものの、個体差によって不具合が発生する可能性は否定できません。
そのため、正規販売店経由、できれば保護機構のついた最新版から購入するのが最も安心です。
g1200/g500の充電できないトラブル
g1200やg500では、「充電できない」「起動しない」といったトラブルが散見されます。
例えば、g1200ではACアダプターを挿しても充電が始まらない、液晶表示が消えてしまうなどの症状があり、実際に修理ブログでは数台購入して直すまでに苦労したという記録もあります。
原因としては、内部の充電回路の不具合やコネクタ接点の緩み、電圧不足などが考えられます。
経験者のブログでは、「ACアダプターを挿しても何ら表示されないが、分解後にPS5B用のアダプターを代用したら即充電できた」といった例もあり、仕様違いのアダプターを使うケースでは内部回路の制限を回避した可能性があります。
g500の場合でも、太陽光充電用ケーブルやDC入力が劣化していたり、接続強度が低下することで「ソーラーでは反応するが本体は充電されない」といった現象が散見されています。
なお、Yahoo!知恵袋などでは「ACアダプター故障」や「シガーソケット経由でしか充電できない」といった事例も多いため、何かトラブルが起きた場合は自己判断での分解より、まずメーカーサポートや購入店での点検・修理を依頼することを推奨します。
SUAOKIポータブル電源の回収後の廃棄と対応方法
SUAOKIポータブル電源の回収対象であったモデルや故障した本体を手放す際、ただ捨てればよいというわけではありません。
リチウムイオン電池を内蔵しているこれらの機器は、処分方法を誤ると火災や環境汚染の原因にもなり得ます。
ここでは、安全かつ適切に廃棄するための手順や、充電不良・発火リスクのある製品に対する最新の注意点、そして廃棄後に環境へ与える影響とリサイクルの可能性について、詳しく解説していきます。
廃棄の正しい手順
不要になったSUAOKIポータブル電源は、家庭の不燃ゴミではなく、丁寧な分別と専用回収が求められます。
まず、本体の電源を完全に切り、可能であれば3から6ヶ月ごとに30~60%程度に充放電を繰り返して深放電状態を回避しましょう。
そのうえで、自治体の「小型充電式電池リサイクル」や回収窓口、家電量販店の回収ボックスに持ち込みます。
メーカーによる回収対応がない場合でも、専門業者(例:FRS本店など)が宅配回収を行っているケースもあり、安全で確実な廃棄が可能です。
分解や燃えるゴミへの投入、不法投棄は、電池の発火事故につながる恐れがあるため厳禁です。
修理は可能?国内サポート状況
SUAOKIポータブル電源は、内部にリチウムイオンバッテリーを搭載する高高度機器であるため、自己修理は非常に危険です。
国内サポート体制としては、購入から30ヶ月以内はメーカー保証による無償点検・交換が可能です。
保証期間終了後のバッテリー劣化や故障では、有償修理、または購入証明と正規店購入が条件となりますが、現時点でのメーカー純正バッテリー交換サービスは未整備です。
そのため、保証切れ品や中古品は、宅配修理業者や専門サードパーティに委ねることとなり、修理依頼例も多数報告されています 。
ただし、修理の可否や品質保証は業者により異なるため、依頼前に対応実績や料金、保証内容を確認することが重要です。
評判と中古の注意点
SUAOKIのポータブル電源は、価格に見合った高機能性と汎用性で評価されています。
特にS270やG500などの中型モデルは、家庭用バックアップやアウトドアでの使用に適しており、多くの購入者から「コスパが良い」「非常時の備えとして頼りになる」といった肯定的な意見が見られます。
たとえば、G500は小型プロジェクターやスマホ、ライトなど複数機器への同時給電が可能で、その利便性に満足する声が多いようです。
一方で中古品には注意が必要です。
リチウムイオン電池は目に見えない劣化の影響を受けやすく、購入前に使用年数や充放電回数、保証期間の有無を確認しなければ安全性に不安が残ります。
また、中古市場にはリコール済み品やアダプター欠品(あるいは社外品使用)といったものが存在し、火災や過熱事故につながる可能性も指摘されています。
購入時は出品情報を慎重にチェックし、少なくともPSEマークや完全動作の確認が取れるものを選びましょう。
ソーラーパネル充電方法
SUAOKIの多くのモデル(たとえばS270、G500、S1000Sなど)は、ソーラーパネルによる充電に対応しています。
接続には太陽光側から本体のDCポートへ専用ケーブル(例:DC5525やDC7909)をつないで行います。
取扱説明書には「入力電圧12から30V/最大電流5A」に収まるパネルの使用推奨が明示されており、標準的な150Wまでなら安定した充電が可能です。
具体的には晴天時に150Wパネルを使用すれば、フル充電まで約9から11時間かかります。
この過程ではLCD画面に「INPUT POWER(入力電力)」や「太陽光アイコン」が点灯し、充電状況をリアルタイムで確認できるのでユーザーは安心して運用可能です。
ただし曇りや雨天時は発電効率が大幅に落ちるため、天候に応じた使用計画が不可欠です。
さらに、ソーラー充電は自然エネルギー活用に優れ、災害時や車中泊など電源確保が難しい場面で役立ちますが、常時直射日光に晒すとバッテリー寿命を縮める恐れもあるため、使用・保管時は適度にシェードを用いることも推奨されます。
これらを踏まえ、SUAOKI製品を快適かつ安全に運用するには、ソーラー充電の基本知識をしっかり理解しておくことが重要です。
充電方法と充電できない原因
多くのSUAOKIポータブル電源は、ACアダプター(例:100から240からV → DC42からV, USB-C PD 100からWなど)や車載シガーソケット、ソーラーパネルなど複数方式が利用できます。
取扱説明書にある基本手順に従い、適切な電源とケーブル、表示/LEDインジケータランプが正常に点灯しているか確認してください。
充電できないケースでは、1 接続不良(緩んだプラグ、ケーブルの劣化など)、
2環境温度が低すぎる/高すぎる(0から45から°C外では保護回路が働く)
3 ACアダプターやDC入力ポートの故障、
4内部BMS(バッテリーマネジメント回路)の異常、
5 過放電・長期間使用放置によるバッテリー劣化、などが考えられます。
トラブル発生時は、まず異常の兆候(エラーメッセージ、E09など)を取扱説明書に照らし合わせ、温度条件・接続状態の確認を行ってください。
その後ACアダプターやケーブルの交換、車載用充電など代替手段を試すと共に、不具合が続く場合はメーカーや販売店、専門修理業者への相談・点検をおすすめします 。
発火事故の最新事例
ポータブル電源全体では、近年も発火事故が発生しており、2021年1月に横浜第2合同庁舎、5月に住宅、さらには駐車場の車内などで火災原因とされる事例が報告されています。
SUAOKI製品では2017年のPS5BモデルのACアダプター発火が報告され、経産省のリコール指示・無償回収交換が行われました。
また、他社製品でも最近、リチウムイオン電池が熱暴走し発煙・発火による回収・交換が進められています。
火災や発煙は、充電中や保管時にバッテリー保護が不十分な状態で発生しやすく、通気孔のふさぎ込み、高温環境での充電、社外ケーブル使用などが引き金となることもあります。
製品を安全に使用するには、公式サポートページや自治体・公的リコール情報を定期的にチェックし、回収対象品や使用中止通告があれば速やかに対応してください。
廃棄後の環境負荷と再利用
リチウムイオン電池はリサイクルすることで、希少なリチウムやコバルトなどの資源を有効活用し、新規採掘に伴う環境負荷を軽減できます。
また、電池が適切に処理されなかった場合、有害物質による土壌・水質汚染の原因になるリスクもあります。
不要になったポータブル電源は、一般ゴミではなく自治体の「リサイクル」 or JBRC加盟店設置ボックス、またはメーカー独自の回収プログラムに出しましょう。
リサイクル業者では、専用ルートでの電池分解・材料分離技術によって、効率よく金属資源を回収しつつ環境配慮された処理が進められています。
出力端子のテープ絶縁や取り扱い説明に従った事前処理を行うことで、輸送・保管時のショートや発火リスクを防ぎ、安全で責任ある処分が可能です。
環境に配慮した回収により、持続可能な資源循環に貢献できます。
【まとめ】suaokiポータブル電源の回収について
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。
- PS5BモデルのACアダプターが発火し、経産省がリコールを指示
- メーカーによる無償交換リコールが実施された
- PS5Bのリコール対象品は型番「MDA10129402000」などで判別可能
- 回収後のアダプター交換で安全性が向上している
- PS5Bにはリセットボタンがなく、再起動には電源操作が必要
- リコール対応はメーカーへのメール連絡で受付可能
- 交換品の発送は中国からで、1から2か月かかる場合がある
- g500やs270は公式リコール対象にはなっていない
- 中古品はバッテリー劣化や事故リスクがあり注意が必要
- g1200やg500での充電不能はアダプターや内部回路の不具合が多い
- 発火事故は2017年以降も複数報告され、注意喚起が継続中
- 廃棄は自治体や家電量販店での適切な回収が必要
- 分解や不法投棄は発火の恐れがあるため厳禁
- 国内での修理は保証期間内のみ対応、それ以外は専門業者頼み
- ソーラーパネル充電は可能だが天候や入力条件に左右される